13歳からのアート思考

13歳からのアート思考
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この本を知ったきっかけは、経営者でもありYoutuberでもある「まこなり社長」が勧めていたからです。音楽を長くやっていたこともあり、以前からアートには興味がありました。でもなんとなーく特殊な世界な気がしていて手が出せなかったんですよね…。でも、社会人になった今、やっぱり知っておきたいと思ったので、導入によさそうな本書を読んでみました。私みたいな完全素人にもわかりやすく、非常に面白かったので記事にしてみます。

アート思考って何?

「アート思考」という言葉。私は聞いたことがありませんでした。一体なんなんのでしょうか?

アート思考について考える前に、まずはアートについて考えてみましょう。本書では、アートを「植物」に例えて考えています。地上から顔を出して花を咲かせている部分、ここがアートでいう「作品」に当たります。ですが、本当に重要なのは、実はこの花の部分ではありません。見えていない部分、つまり地中にある種=「興味の種」が重要なのです。それは所謂「興味」「好奇心」「疑問」などを指しています。そして、この興味の種から無数に根が生え広がっていく。これが「探求の根」です。

目に見えてわかりやすい花、つまり「作品」にばかり目が行ってしまいがちですが、根がしっかりと生えていないとすぐにしおれてしまいますよね。これではただの花職人です。興味の種を育て、探求の根を張り巡らせてこそ本当のアート作品と呼べると著者は考えているそうです。そして、これがアート思考でもあるんですね。かの有名なレオナルドダヴィンチもこう言っているそうです。

「自分の内側にある興味をもとに自分のものの見方で世界をとらえ、自分なりの探求を続ける」

この言葉こそ、まさにアート思考のプロセスそのものです。自分なりに考えて自分なりの答えを手に入れようとすること、これが「アート思考」なんですね~。

素晴らしい作品って何?

「素晴らしい作品」と聞くとどんなものを思い浮かべるでしょうか?例えば身近なところで考えると学校ではどうでしょうか?学校などで代表として選ばれているような子の作品はどんなものでしょうか?恐らく、「リアルに描けている」子が多いと思います。ですが、その価値観そのものに疑問をぶつけているのが本書です。

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この絵、パッと見、うまいとは思えませんよね?この当時も、うまい絵というのは「リアルに描かれていること」とされていました。ですが、カメラの誕生により、アートによってそれを求められる必要性がなくなってしまったのです。そこで、探求の根を伸ばして描いたのがこの絵です。写真でとったらこんな色では映っていないはずです。ですが、アートにしかできないことは何か?と探求の根をのばしてこの作品が出来上がったのです。面白いですね~

リアルさって何?

「リアルに描けている」と言ったらどんな絵を思い浮かべますか?この章も、私の価値観をガラッと覆してくれてとても面白かったです。

この絵はリアルだと思いますか?多くの人が思わないと答えるのではないでしょうか。恐らくそれは、遠近法が一切使われていないからです。でも、リアルに描くって遠近法を使うことなのでしょうか?何が言いたいかって、「目に映るもの」=リアルではないのです。無意識の内にこの先入観を持ってアートを見ていることが分かっちゃいましたね~

アート作品の見方とは?

本書ではこんな絵が例として出されています。

この絵にはどんなことが描かれているでしょうか?ちなみに正解は、なにも書かれていません。「なに」といえるような具像物を描いていないのです。

え?どゆことどゆこと?

そうです。そうやって人を惹きつけ、考えさせ、見る人による解釈によって作品を新しい世界に広げることを目的にしていたの、、、かも?これも私の解釈ですが…。

音楽と一緒ですね。たまにありませんか?この曲を聴くと、あの頃を思い出す的なやつ。あれと同じです。作者の意図とは本来違うかもしれませんが、受け取りての解釈によってまた新しい世界が広げられていく。音楽も絵も同じなんですね。※ちなみにこの章で出てくる千利休のお話に私は驚かされました。気になる方はぜひ本書をお読みください。

最後に

本書では、まだまだ様々な作品や考え方について語られています。共通していることとしては、常識や正解に囚われず、「自分の内側にある興味」をもとに、「自分のものの見方」で世界をとらえ、「自分なりの探求」をし続けること=「アート思考」が欠かせないってことですね。これはアートを見るときはもちろん、普段の生活にも欠かせない思考だと思います。ぜひ実践してみたいものです。

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